札幌2日目は、講演会終了後札幌オリンピックのレガシーを学びに大倉山方面に視察に行きました。
札幌は、二度のオリンピックを行うはずだった地であります。
1回目は、幻のオリンピックになってしまった1940年日中戦争中であり開催地を返上しました。そこから月日は経ち1972年の札幌オリンピックが開催されました。札幌は、アジア初の冬季オリンピック開催地となり、現代の国際都市へと発展しました。
このオリンピックを開催したことにより、世界的にも稀な積雪都市として有名な札幌の交通環境を向上させた地下鉄(札幌市営地下鉄)開通や、地下街(さっぽろ地下街)の建設、真駒内地区の整備や市街の近代化などインフラ整備に多大な貢献をしました。
また、インフラ整備だけでなく、オリンピックの開催により札幌の知名度が世界的に向上し、国際化に大いに役に立ちました。北米大陸では三菱自動車がその知名度の向上に着目し、「sapporo(日本名はギャランΛ)」という名称の車種を売り出すなどの事例もあったようです。さらに冬季スポーツ用施設が充実したことにより、後にスキージャンプのFISワールドカップに組み込まれるなど、アジアの冬季競技の拠点としての地位を築きました。
私もその地を拝見させていただきました。
当日は、特別に北海道留萌郡小平町出身で1994リレハンメルオリンピックで金メダル(スキー・ノルディック複合)を取られたオリンピアンであり、現在札幌オリンピックミュージアム名誉館長の阿部 雅司さんに解説していただきました。
大倉山に建設されたシャンツェ(ジャンプ台)は大倉喜七郎さん(ホテルオオクラ創設者)が秩父宮様からお口添えがあり建設され、札幌市に寄贈されたものでした。
さまざまなレガシーを感じながら今日の札幌がある裏側を知るきっかけとなりました。
そして札幌は2030年三度の候補地となるオリンピック招致をしております。そのため、先日も橋本聖子参議院議員がこの地を訪れたそうです。冬季オリンピック誘致が成功して再度この地が完成に湧く様子を私も現地で観たいと思います。
感動をふたたび、そして未来へ
〜Go for 2030 Sapporo〜
さあ!日本がひとつになり誘致活動を成功させましょう!






